緊急麻疹情報

 県内の高校生の麻疹(はしか)が、大学生にとびひしました。なぜ今更、大学生が「はしか」なのと考えられるかもしれませんが、赤ちゃんの頃に接種したワクチンの効果が、高校生、大学生となって切れてきているのです。外国(東南アジアでも)では麻疹ワクチンは2回接種が常識ですが、日本の公費接種は1才過ぎに1回のみです。その「付け」が回ってきたのです。現状では、1才にワクチンは当然ですが、2回目を小学校入学前や中学入学前に自費で接種することが、抗体の再上昇を起こして、ましん感染を予防する自衛策です。
 高校生、大学生はもちろんですが、中学生から2回目のましんワクチンを接種して、赤ちゃんの時接種したワクチンの効果を高めましょう。現在は自費接種ですが仕方ありません。高校、大学の流行が全国で起これば当然公費接種になるでしょう。

   目次へもどる    次ページへ