子育てとエネルギー不変の法則     

 「子育てに、昔習った物理の法則が関係あるとは思えない。」と言われるかもしれません。しかし、よく考えてみてください。人間もこの地球上の生物である以上、物理の法則が適用される存在なのです。
 今回は、何故そうなのか勉強してみましょう。
子供の成長に必要なエネルギー
 子供は、日々成長を続ける生物です。しかし、その成長の力はどこから得るのでしょうか。母親のお腹にいる十カ月の間に、沢山の生きる力をもらって生まれて来ることは確かでしょう。でもそれだけで、一生のエネルギーをもらったわけではありません。両親との関わりのなか、一年ごとに生きるエネルギーをどん欲に吸い取っていくのです。吸い取られるほうも、大変です。親も生きるために、自分を守ります。食うか食われるかです。


  本当に子育ては
     戦いだと思います


 逆に考えると、苦しい子育てをしている親は、正しい子育てをしているのです。「子育ては、楽だなあー。」と思っている親はくれぐれも注意が必要です。後から一度に、エネルギーを吸い取られる危険性があります。一度にシワが増えます。しかし、しょせん子供には、負けるのです。「老いては子に従え。」とも言います。親は、全エネルギーを吸い取られて死んでいきます。こうしてエネルギーは、不変のまま子孫に受け継がれていくのです。

 

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