MRワクチン第2期接種を

        済ませて学校へ行こう

 最近は暖冬が当たり前でしたが、今年は本当に異常です。暖冬が急激に進んでいるという感じです。北陸の2月に雪がないなんて、私が北陸に住んで30年が過ぎましたが初めてです。文明が進むに連れて人間の作り出した二酸化炭素などのガスが原因と言われていますが、何処まで進むのでしょうか。北極の氷が溶け出して、海面が上昇したり、異常気象で寒波や熱暑が、これまでの季節と関係なく繰り返したり、人間だけでなく地球上に生きている生物全体の問題です。しかし、この問題に対応出来るのは人間だけです。文明国が現状を深刻に受け止めて、一致して地球環境を守る方向へ進まないといけないですね。
 さて今月のマンスリーニュースは、平成18年3月号の「MRワクチン開始」の続編です。

  MRワクチン第二期接種

 昨年6月からMRワクチンの第二期接種が開始されました。第一期接種は1才から2才までです。ですから、小学校へ入るまでに2回接種することになったわけです。それまでは「風しん」も「麻しん」も1才過ぎの1回接種だけでした。1回だけだと年令が大きくなって高校生や大学生に成る頃に、抗体が低下してきて、ウィルスが感染したときに病気を抑える事が出来ず発病してしまうのです。例えば「風しん」では妊娠中にかかると、心臓奇形や聴覚障害などの先天性の病気を持って生まれてくることになります。「麻しん」では、症状が不完全な修飾麻しんを発症します。診断が難しく、その間に「麻しん」の集団発生の引き金になることがあります。そうなれば乳幼児のワクチン未接種の子ども達に感染し、時には命に関わったり、後遺症を残すこともまれではありません。
 昨年6月から始まったMRワクチン第二期接種は、就学児が大きくなって思春期から結婚適齢期になった頃に「風しん」や「麻しん」の発生を抑えて、不幸な子ども達を作らない為の切り札になる方法なのです。欧米諸国では、ずいぶん前から2回接種が行われていましたが、恥ずかしながら日本は遅れをとっていたのです。特に少子化の進んでいる日本にとって、生を受けた子ども達の命が失われることは避けなければなりません。

 今年、小学校一年生になるお子さんをお持ちのお父さんお母さん!
MRワクチンの第二期接種を受けられましたか。

 3月31日までが期限ですよ。それを過ぎると費用がかかりますよ。
 何と、1万円でーす。
 うっかりして忘れないでねー。


   
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