子供の発熟について
子供の体温は、年齢によっても違いますが大人より高めで、36.5度から37.4度と幅が有ります。特に乳児では、気温や衣類の影響で体温が高くなることもありますから、気をつけましょう。
発熱の原因は?
子供の発熱の原因は90%以上が、ウイルス感染といわれています。いわゆる風邪のことですが、昔から「風邪は万病の源」とも言われます。現在でも、まれに脳炎を起こしたり、喘息の引き金になったり、色々わるさをしますから油断大敵です。
発熱した時はあわてずに!
子供は、高熱があっても、案外元気に遊んでいて気付かないこともあります。また、夜間、突然の発熱に驚かされることがあるかもしれません。
生後6か月を過ぎると赤ちやんは熱を出しやすくなりますが、それ以前でも家族の風邪がうつって熱を出すこともあります。熱があっても、機嫌がよく他に変わりがなければ、あわてないでいいでしょう。しかし、生後2か月前の発熱は、早めに小児科医の診察を受けてください。
発熱した時の注意
熱が急に上がるときは、寒気で身体を振るわせることがあります。こんな時は、寝具を多くして保温してあげてください。
熱が上がりきると、暑さを訴えますから、今度は適当な保温で十分です。
熱があっても、元気ならば室内で静かに遊ぴましょう。食欲がなくても、番茶やスポーツドリンクで水分がとれていれば心配ないでしょう。
発熟の手当
発熱は、それ自体、子供のウイルスに対する抵抗力を高めるために必要と考えられていますが、頭痛、食欲不振、不眠、また親の不安の元にもなります。アイスノン、氷枕、坐薬や飲み薬などその子の年齢に合った方法で熱を下げてあげましょう。
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