あけましておめでとうございます   

「離乳の基本」改定版
 
新しい年が明けました。いろいろな事件のあった昨年でしたが、今年はどんな年になるのでしょうか。何にも増して人を信頼し、地球を信頼(?)できる年であることを祈ります。
 年の始めに当たって、赤ちゃん育ての初めの難関である離乳食についてお知らせします。
 昨年12月19日、厚生省から「離乳の基本」改定版が発表されました。昭和55年に作られた資料を時代に合わせて新しくした物です。読んでみると、「はじめに」の部分で強調されていることは、乳児の食生活はその地域や家庭によって個性があり、離乳食においてもその進め方にバラエティーがある。大事なことは、乳児の個性を認め、教科書どうりに進めるのではなく、個々の乳児の状態に応じて行うことが述べられています。また、最終的には、家族で食事をすることの楽しさを学んでいく課程とも言えるでしょう。人間は嫌なことがあったり、病気をすると食欲が無くなります。食欲は心と身体の健康のバロメーターなのです。そう考えると、子供の成長にとって食べることがいかに大事であるかが分かります。スーパーに行けば、食物が氾濫している時代ですが、お母さんの手作りのカレーライスや味噌汁は、いつの時代でも、心休まる愛情表現であってほしいと思います。

         


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