あけまして
  おめでとう
         ございます     

 平成9年丑年も、無事あけました。しかし、世界ではいろいろ起こっていますから、手放しに「おめでとう」とは言いにくいかもしれませんネ。 暮れも押し迫った日曜日、近くに牛小屋があるのを思い出して、得意のデジカメを片手に出かけました。車で1、2分の所に多分乳牛用と思われる牛を飼っている牧舎があるのです。最近、宮永市近辺は家が急に増えたり、道路が広くなったりと都会化への変化の波に揉まれています。牛達は、晴天にもかかわらず屋根の下にいましたが、何か窮屈そうに、そして気怠そうに突然の来訪者に顔を向けてきました。「来年は丑年なんだよ。」と言っても分かるはずもありません。来年牛達にとって何か良いことがあるとすれば、都会化の影響で手狭になったこの牧舎から、牧草の豊富な広々とした大地へ行けるかもしれないということでしょうか。でも、松任の絞り立ての牛乳を飲ませてもらっている我が家族としては、大変な損失です。

 インフルエンザ大流行      
昨年12月初めから1ヶ月間、吐く風邪と、高熱を伴うインフルエンザ(A 型香港)が石川県を中心に大流行しました。どの医院の外来も待合い室は患者さんでいっぱいで大変でした。当院でも、たまたま元気な赤ちゃんが健診に来られた時は、いつもは麻疹(はしか)や、おたふくかぜの人に入ってもらう隔離室で待ってもらった程でした。噂によると富山、福井はそうでもないという話だったので不思議です。暮れいっぱいまでの流行も、正月休みに入って一段落という所ですが、人の動きに連れてまた流行というのが風邪の特徴です。インフルエンザは恐い病気です。最新の情報によると、12月28日、松任市内でインフルエンザ脳症と思われる症状を伴って4才の子供が死亡しています。人混みから帰った時は、手洗い、うがいを忘れないようにしましょう。



  目次へもどる
             次ページへ