花粉症・感染症いろいろ流行中   

 今年の5月は、気温が低く例年の5月晴れが少なかったですね。その為か、寒い季節に多いお腹につく風邪が長引いていました。一年中、風邪風邪とお母さんも大変ですが、子供も大変です。1年ごとに子供は強くなりますからそれを楽しみに気長に行きましょう。
 当院のこいのぼりも泳ぐ機会が少ないままクリーニングに行ってしまいました。また来年5月晴れに会おうね。さようなら。
 カモガヤ花粉が飛び出し猛威をふるっています。「我慢できずについにお薬をもらいに来ました。」というお父さんがいましたがそんなに頑張らなくてもいいのにと思いました。現代医学は捨てた物ではありません。適当に利用してください。
 鼻症状を訴える子供さん(小学生)に皮膚反応をしてみると、カモガヤだけに陽性を示しました。花粉症は大人だけの病気ではありません。眼のかゆみ、鼻水、鼻ずまり、くしゃみが続くようなら花粉症を疑ってください。
 水痘(水ぼうそう)も継続して流行中です。最近は、ゾビラックスというウィルスを殺す薬を使うために、出る発疹の数は少なくなっています。それだけ、肺炎や脳炎を起こす割合が少なくなると考えられます。
 流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)は、ちらほらと見られます。今年は髄膜炎を起こして入院した患者さんはありませんが、かからないに越したことはありません。機会を見つけて予防注射を打っておきましょう。
 金沢で、麻疹(はしか)が見られるとの情報でしたが、当院でも予防注射を受けてない六年生がかかりました。普通の経過で回復しましたが、まれに頭に付くこともあります。松任中央病院の先生によると予防接種を受けてないお母さんがかかったそうです。予防注射がしてあるか母子手帳を見ておいてください。特に小学生は!


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